Treatment of TMD

顎が鳴る、口が開けにくい、朝から顎が重い。

顎が鳴る、口が開けにくい、朝から顎が重い ──
それは「疲れ」ではなく、歯科で治療できる病気かもしれません。

口を開けるたびにカクカク音がする。食事のたびに顎が疲れる。朝起きると顎まわりが重だるい。こうした症状を「そのうち治る」と放置していると、慢性化して頭痛・肩こり・開口障害など生活全体に影響が広がることがあります。ヨクシオ歯科 箕面萱野では、マウスピース(スプリント)・ボツリヌス治療・生活習慣指導を組み合わせて、顎関節症をひとりひとりの原因に合わせて治療します。

セルフチェック

3つ以上当てはまったらご相談を

顎・口まわりの症状

  • 口の開け閉めで「カクカク」「ジャリジャリ」という音がする
  • 口を大きく開けると顎が痛む
  • 朝起きると顎が痛い・だるい・疲れている
  • 口が縦に指3本分開かない
  • 食事中に顎が疲れる、噛みにくい
  • 顎が外れそうになる・引っかかる感じがある

頭部・全身の症状

  • 慢性的な頭痛・こめかみの痛み
  • 肩こり・首こりがなかなか取れない
  • 耳の前あたりの痛み・耳の詰まり感

生活習慣・癖

  • 歯ぎしり・食いしばりの自覚がある、または指摘されたことがある
  • 片側だけで噛む癖がある
  • 頬杖・うつぶせ寝・横向き寝の習慣がある
  • 長時間のデスクワーク・スマホ使用で前かがみ姿勢が続く

特に「音がする」+「口が開けにくい」が重なっている場合は、
関節内のクッション(関節円板)のずれが進行しているサインの可能性があります。早めの受診をおすすめします。

ABOUT

顎の複雑な動きが生むトラブル

顎関節症は、顎を動かす関節(顎関節)やその周囲の筋肉・靭帯・関節円板に異常が生じる病気の総称です。顎関節は「回転しながら前に滑る」という全身でも特に複雑な動きをする関節で、それだけに不調も起こりやすい部位です。タイプは大きく4つに分けられます。

タイプ 障害の部位 主な症状
I型(筋肉の障害) 咀嚼筋 顎まわりの筋肉の痛み・こわばり・疲労感
II型(関節包・靭帯の障害) 関節を包む組織 顎を動かすと関節部が痛む
III型(関節円板の障害) 関節円板 開閉口時の音(クリック音)、口が開かない(ロック)。最も多いタイプ
IV型(変形性顎関節症) 骨の変形によるジャリジャリという音・痛み・開口障害

cause

ひとつではなく「重なり」で起こります

  • 歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム):睡眠中・日中の無意識の強い力が、関節と筋肉を慢性的に痛めつける最大級の要因です
  • TCH(歯列接触癖):上下の歯を常に軽く触れさせている癖。弱い力でも持続することで筋肉が疲労します
  • 噛み合わせの不調和:高さの合わない被せ物や歯並びにより、顎の動きに無理が生じることがあります
  • 姿勢・生活習慣:頬杖・うつぶせ寝・長時間のスマホ姿勢・片側噛み
  • ストレス:緊張が続くと無意識に顎に力が入り、筋肉の緊張が慢性化します
  • 外傷:転倒・スポーツなどでの顎への衝撃

trouble

  • 慢性化・変形への進行

    関節円板のずれが進むと、円板や骨の変形(変形性顎関節症)に至り、治療が長期化することがあります

  • 開口障害

    口が開かなくなると、食事・会話はもちろん、歯科治療そのものが難しくなります

  • 全身症状への波及

    噛む筋肉は側頭部・首・肩の筋肉と連動しています。原因不明の頭痛・肩こりの背景に顎関節症が隠れていることがあります

  • 歯へのダメージの併発

    背景に食いしばりがある場合、歯のすり減り・破折・詰め物の脱離が同時に進行していることが多くあります

menu

  • スプリント療法(マウスピース)

    スプリント療法(マウスピース)保険適用

    就寝時に装着するマウスピース(スプリント/ナイトガード)で、顎関節と筋肉への負担を軽減し、関節円板にかかる不均等な力を和らげます。歯ぎしりから歯を守る効果も兼ねます。

  • ボツリヌス治療

    ボツリヌス治療筋肉の緊張そのものにアプローチ

    咬筋(噛む筋肉)の過剰な緊張に対して、筋肉の働きを穏やかにするボツリヌス製剤を注射します。食いしばりの力自体を弱めることで、関節・筋肉への負担軽減が期待できます。マウスピースとの併用で多角的にアプローチできます(自由診療)。

  • 生活習慣・セルフケア指導

    生活習慣・セルフケア指導

    日中の食いしばり・TCHに気づくためのトレーニング、姿勢・睡眠環境の見直し、顎のストレッチ・マッサージなど、原因となる習慣そのものを改善するサポートを行います。治療効果を持続させる土台です。

  • 歯科的要因の評価・治療

    歯科的要因の評価・治療

    高さの合わない被せ物・歯並び・欠損の放置など、噛み合わせに関わる要因が疑われる場合は、その治療もあわせてご提案します。総合歯科である当院なら、原因治療まで院内で一貫して対応できます。

FLOW

  1. 問診・検査

    症状の経過・生活習慣を伺い、開口量の測定、関節音・筋肉の圧痛の確認、噛み合わせのチェックを行います。必要に応じてレントゲン・歯科用CTで関節の状態を確認します

  2. 診断・ご説明

    顎関節症のタイプと考えられる原因、治療の選択肢をわかりやすくご説明します

  3. 治療開始

    スプリント療法・生活指導を基本に、症状に応じてボツリヌス治療を組み合わせます

  4. 経過観察・調整

    症状の変化を確認しながら、マウスピースの調整や治療内容の見直しを行います

PRICE

治療メニュー 保険適用 費用
スプリント(マウスピース)製作 3割負担で約2,000〜5,000円程度(素材・症状により異なります)
ボツリヌス治療(初回) ×(自由診療) 37,000円
ボツリヌス治療(2回目以降) ×(自由診療) 25,000円

※検査・診断は保険診療で対応できる場合が多くあります。

※料金は参考価格です。症状・治療内容により異なります。

FAQ

  • 顎の音は鳴るけれど痛みはありません。受診したほうがいいですか?

    痛み・開口制限のない「音だけ」の状態は経過観察となる場合もあります。ただし、音は関節円板のずれのサインであることが多いため、一度状態を確認し、悪化させない生活のポイントを知っておくことをおすすめします。

  • 顎関節症は自然に治りますか?

    軽症であれば、生活習慣の改善だけで症状が落ち着くこともあります。ただし、食いしばりなどの原因が残っていると再発を繰り返しやすいため、原因の特定と対策をおすすめします。

  • マウスピースはどのくらいで効果が出ますか?

    個人差がありますが、数週間〜数ヶ月かけて症状の変化を評価します。効果が乏しい場合は、原因の再評価や治療の組み合わせ変更を検討します。

  • ボツリヌス治療は顔が変わってしまいませんか?

    咬筋の緊張が緩むことでエラの張りが和らぎ、フェイスラインの印象が変わる方もいますが、表情そのものが不自然になることは通常ありません。効果と変化の見通しは施術前にご説明します。

リスク・副作用・注意事項

  • 装着に慣れるまで違和感が出ることがあります。効果には継続使用が必要です
  • ボツリヌス治療の効果は永続的ではなく、一般に3〜6ヶ月程度で薄れるため、継続治療が必要になる場合があります
  • ボツリヌス治療後、一時的に噛む力の低下・注射部位の内出血・違和感が生じることがあります
  • 妊娠中・授乳中の方、神経筋疾患のある方はボツリヌス治療を受けられません。事前にお申し出ください
  • 症状・画像所見によっては、大学病院をご紹介する場合があります

CONTACT CONTACT

ヨクシオ歯科 箕面萱野(医療法人社団 翼翔会)

〒562-0013 大阪府箕面市坊島4丁目10-8 TEN24BLDG3F(みのおキューズモール近く)
北大阪急行「箕面萱野駅」徒歩5分/駐輪場完備