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子どもの歯に白い斑点がある!原因や対処法|歯科医院を受診すべき基準

子どもの歯にできた白い斑点の正体は?
子どもの歯にできた白い斑点は、ホワイトスポットと呼ばれます。歯の光沢が失われて、白濁している場合、ホワイトスポットの可能性が高いです。ホワイトスポットは、乳歯と永久歯のどちらにも発生しますが、特に前歯に現れやすいと言われています。
ホワイトスポットの症状【段階別】
ホワイトスポットは、初期の頃に適切に処置すれば回復可能ですが、放置しておくとどんどん進行して本格的な虫歯になってしまいます。段階別の主な症状は、以下の通りです。
| 進行段階 | 主な症状 |
|---|---|
| 初期 | ・歯の表面に小さな点や線が出現する ・歯の表面の光沢はあり、触れるとなめらか ・適切な処置をすれば完全な回復が期待できる |
| 中期 | ・白濁の範囲が拡大する ・色調も濃くなる ・歯の表面の光沢がなくなる ・歯の表面がザラつく ・唾液による自然な再石灰化だけでは改善が難しい ・虫歯の発生リスクが高まる |
| 後期 | ・本格的な虫歯になる ・自信を失うなど心理的な影響も大きい |
子どもの歯に白い斑点ができる5つの原因
子どもの歯に白い斑点ができるときは、さまざまな原因が考えられます。単に成長過程による現象であるケースもあれば、初期の虫歯やフッ素症などになっているケースもあるのです。それでは、一つずつ解説します。
成長過程によるもの
乳歯や生えたばかりの永久歯は、表面が未成熟なため、明るく白っぽく見えることがあります。歯に痛みがなく表面が滑らかであれば、成長過程における自然な現象と考えてよいでしょう。成長とともに、黄色味を帯びた色へと変化することがほとんどです。
お口の乾燥
口呼吸や乾燥により、歯の表面が白く見えることがあります。一般的に、この白さは一時的なもので、水分が戻ると歯の色も元の色にほぼ戻る可能性が高いです。お子様に口呼吸の癖がある場合、生活環境を改善するとよいでしょう。
初期の虫歯
虫歯=黒い・茶色とイメージする方も多いかと思いますが、初期虫歯は白っぽいのが特徴です。特に、子どもの虫歯は、白いまま進行することもあるので、注意が必要です。
歯磨きが不十分の場合、歯の表面からリンやカルシウムなどのミネラル成分が溶け出す「脱灰(だっかい)」が起きて、歯の光沢がなくなり白く濁ってきます。本格的な虫歯になる前に治療を受ければ、最小限の処置ですむことが多いです。
フッ素症
フッ素症とは、フッ素の過剰摂取により、歯が白く濁ったり白い斑点ができたりする病気のことです。幼少期にフッ素を過剰摂取すると、フッ素症になる可能性が高いです。フッ素症が軽度の場合、治療不要になることもありますが、症状が気になる場合は歯科医院を受診しましょう。
エナメル質形成不全
エナメル質形成不全は、外傷や発育異常などによって、歯の外側にあるエナメル質の発達が不十分だったときに起こる病気です。主な症状は、白・黄・茶色の斑点ができるだけでなく、表面がざらついたり欠けたりすることもあります。また、エナメル質形成不全は、遺伝によるもの、外傷や感染によるもの、栄養不足・全身疾患によるものなどがあります。
子どもの歯に白い斑点があるときどうする?対策は2つ
子どもの歯に白い斑点があると、心配になってしまう親御さんもいるかもしれませんが、まずは以下の2つを実践しましょう。
歯磨きを丁寧に
歯磨きは、虫歯予防の基本でもあります。1日3回、虫歯になりやすい箇所を重点的に、丁寧に歯磨きしましょう。虫歯になりやすいのは、奥歯の歯と歯のすき間・溝、上の前歯のすき間、歯と歯ぐきの境目です。お子様が一人で歯磨きできる年齢であっても、9歳までは仕上げ磨きをしてあげてください。仕上げ磨きは、お子様のお口の中を観察するチャンスです。フッ素入りの歯磨き粉を使用する場合、お子様の年齢に適したフッ素濃度のものがおすすめです。子どもの歯のケアや虫歯の予防法について、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
乳歯が虫歯になりやすいのはなぜ?子供の歯のケアと正しい虫歯の予防法を詳しく解説! | 交野市の歯医者|ヨクシオ歯科交野星田
食生活の改善
栄養バランスの良い食事は、子どもの歯の健康維持につながります。特に、カルシウムやビタミンA・Cなどが豊富な食材を選ぶとよいでしょう。カルシウム乳製品・小魚・海藻類、ビタミンAは緑黄色野菜、ビタミンCはいちごやピーマンなどに含まれています。食事のときは、ダラダラ食べをさせないことも重要です。スナック菓子、キャンディやキャラメルなどは虫歯リスクが高いため、できるだけ避けましょう。また、間食は1日2回までが望ましいです。
小児歯科を受診した方がよい5つのケース
子どもの歯が白いとき経過観察できるケースもありますが、場合によっては小児歯科の受診が必要です。それでは、どんなときに小児歯科を受診した方がよいのかご紹介します。
白濁している
歯が白く濁って見える、表面がザラついている場合、歯の発育異常や初期虫歯の可能性があります。白い部分が広がってきたら、状況を見極める必要があるので、早めに小児歯科を受診してください。
歯の表面に光沢がない
歯の表面に光沢がないときは、初期虫歯の可能性があります。初期虫歯は、白い斑点・表面に光沢がなくザラザラした質感が特徴です。放置すると、変色や虫歯の進行につながる恐れがあるため、小児歯科を受診しましょう。
痛みやしみる感覚がある
歯に痛み、しみる感覚がある場合、歯の内部でトラブルが起きている可能性があります。この場合、早めに小児歯科を受診する必要があります。
生えたばかりの永久歯に斑点が見える
永久歯が生えた直後、歯に白い斑点が見えることがあります。これは、発育段階の変化やフッ素の影響が関係していることがあります。永久歯に斑点が見えるときは、小児歯科で念のために確認してもらうとよいでしょう。
外傷のあとに歯が白くなった
お子様が転んだりぶつけたりした後、歯が白くなった場合、歯の内部に影響が出ている可能性があります。症状が軽くても放置せず、小児歯科を受診することをおすすめします。
小児歯科ではどんなことをするの?
一般的に、子どもは、「歯医者=怖いところ」というイメージを抱きやすいです。親御さんが緊張していると、子どもにも緊張が伝わってしまうので、親御さんはできるだけリラックスして当日を迎えましょう。そして、歯医者に行く前に、治療のおおまかな流れを把握しておくことをおすすめします。
STEP1 問診・視診
まずは、いつ頃歯が白くなったのか、歯が白いのはその歯のみか、体調や病歴などについて伺います。その後、視診により、白濁している部位、光沢の有無、表面の質感などを確認します。
STEP2 検査
見た目では判断が難しい場合、レーザーを用いた虫歯検査や、X線撮影によって歯の内部の状態の確認が必要です。エナメル質形成不全や初期むし歯の場合、表面だけでなく内部の石灰化の状態まで評価する必要があるため、精密検査を行うこともあります。
STEP3 治療
治療は、フッ素症・エナメル質形成不全・初期虫歯など症状によって異なります。それぞれの治療内容は、以下の通りです。
フッ素症の場合
フッ素症が軽度なものであれば、経過観察のみで問題ない場合もあります。しかし、白い斑点が目立つ場合、表面を滑らかに整える処置や、レジンなどの材料で部分的に修復を行うこともあります。
エナメル質形成不全の場合
エナメル質形成不全は虫歯になりやすい状態のため、フッ素を塗布します。また、プラスチックの材料を被せる治療を行うことも多いです。お子様の歯の状態によっては、シーラントと呼ばれるプラスチックを埋めて、虫歯を防ぐこともあります。
初期虫歯の場合
初期虫歯の場合、フッ素塗布などを行います。フッ素の塗布には、歯質を丈夫にしたり、カルシウムを歯に戻す再石灰化を促したりする効果が期待できます。
フッ素ケアについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
子供の歯にフッ素はいつから?頻度や害・黒くなる誤解を専門家が解説 | 交野市の歯医者|ヨクシオ歯科交野星田
STEP4 家庭での歯磨きの指導
歯磨きの方法は、子どもの発育段階やお口の状態によって異なります。お子様一人ひとりに適した、より効果的なブラッシング方法、使用する歯磨き粉などをアドバイスします。
STEP5 定期検診
クリーニングやフッ素塗布は、定期的に行う必要があります。定期検診は、3~4ヶ月に1回を目安にしてください。定期検診を受けることで、虫歯を早期発見することも可能です。
子どもの白い歯が気になるときはヨクシオ歯科箕面萱野へ
歯が白く見えるときは、さまざまな原因が考えられます。成長過程における現象ならば問題ないですが、初期虫歯などの場合、歯科医院での適切な対処が必要です。ヨクシオ歯科箕面萱野は、お子様のペースを尊重した治療を行います。まずは治療についてやさしい言葉で説明します。治療を行うのはお子様が納得してからで、無理強いすることはありません。箕面萱野駅から徒歩2分の立地にある当院は、24時間対応のWEB予約・LINE予約のどちらも可能です。お子様の歯の白さが気になったら、お気軽にご相談ください。